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PROJECT STORY

プロジェクトストーリー
#01

辰己プロジェクト

物流改革。
すべては成長のために。

2000年以降インターネットの普及による新聞の電子化、エクスプレス市場における外資系競合企業の攻勢により当社は厳しい環境下におかれ、抜本的な大改革が必要な状況にありました。「物流改革」と称し拠点の再編を計画し、「コスト低減」を実施。「物流改革」の最終章となったのが、この「辰己プロジェクト」でした。

MEMBERS

関 勝彦

関 勝彦

Seki Katsuhiko
リーダー
経営企画部
蔡 其穎

蔡 其穎

Tsai Chiying
2012年入社
オペレーションマネジメント部
工藤 翔平

工藤 翔平

Kudo Shohei
2013年入社
オペレーションマネジメント部

EPISODE

MISSION

新たな「OCS」を始動させる
新たな「OCS」を始動させる

2000年以降インターネットの普及による新聞の電子化、エクスプレス市場における外資系競合企業の攻勢により当社は厳しい環境下におかれ、抜本的な大改革が必要な状況にありました。2012年10月には「物流改革」と称し、西は福岡から関西エリア、中部は名古屋エリア、東は関東エリアにある全ての拠点の再編によるコスト低減を計画・実施してきました。この「物流改革」の最終章が本社と関東の物流拠点の統合、「辰巳プロジェクト」でした。

このプロジェクトに課せられたミッションは2つ。
①効率的な物流体制の構築によるコスト低減
②自社で保有していた本社ビルの資産の有効活用

これらをOCSが創立60周年を迎える2017年9月までに完了させ、新たな「OCS」を始動させるというものでした。「絶対に遅れることが許されない責任重大なプロジェクトを始動させてしまった」と会社の成長戦略に向けた活力と一抹の不安を抱えながら走り出したことを思い出します。2013年の冬、両拠点を併せて述べ床面積約5,400坪、物流効率が図れる最適構造の建物探しが本格的に始動しました。

新たな「OCS」を始動させる

PROCESS

成長戦略は託された
成長戦略は託された

最初の1年間は不動産探しが中心でした。最適な物流倉庫が見つからず、自社で建物を建設することになってからは土地を探しました。幸運にも土地を譲っていただける業者に出会い、そこからは交渉が中心となりました。並行して旧本社の土地売却先を決定し、その後はANAホールディングスとのグループ内手続きに移りました。当社にとって莫大な投資であることから、中期経営計画の見直し、投資計画の策定、拠点統合後の物流のオペレーション設計を行いました。全ては当社の成長戦略にとって重要であることを確信し、ANAホールディングスとの協議を繰り返しました。

この計画でOCSにどのくらいの変革をもたらし、事業が成長していくのかをANAグループ内に理解してもらうことが、私の最初の大きな役割でした。その後、社内で関係部署を含んだ「辰巳プロジェクト」が2015年9月に始動し、このプロジェクトの事務局として建物設計、現場設計、費用試算、スケジュール管理を担いました。

成長戦略は託された

計画実施のサインが出た2015年9月から、設計・建設会社との詳細設計が始まりました。建設に最低でも14ヶ月を要することから、移転完了までの工期短縮を図ることを目的に「デザインビルド方式」という設計しながら施工していく「一体型」の方法を採用し建設会社・設計会社と協議が始まりました。設計・建築における素人の私たちが詳細を決定していく必要があり、理解ができるまで設計会社・建設会社の皆さんと何度も話をした事を覚えています。

新拠点の建設が始まってからは社内調整に時間を要しました。移転するにあたり、各部には課題が山ほどあり、計画がなかなか進まない状況に、各部と幾度と無く打合せを繰り返しました。

また、プロジェクトの核となる「オペレーションの省力化」を実現するため、マテリアルハンドリング機器と呼ばれる自動仕分機器の導入を図りました。オペレーション効率を左右する大事なツールであり、通常1フロアーでの設計が必要なのですが、新拠点のスペースに合わせて1、2階を活用して設計せざるを得ない状況となり、工夫が問われました。

MEMBER'S VOICE
工藤 翔平
工藤
強い覚悟、やってやる

私はマテリアルハンドリング機器のシステムと物流オペレーションの連携構築、移転に伴う税関との調整を担当しました。

拠点の移転統合はそれ自体が全社の大きな関心事でしたが、マテリアルハンドリング機器の導入は特にオペレーション現場からの大きな期待があり、失敗が許されないプロジェクトとして大きな責任を感じていました。私は入社4年目で現在の部署に異動し、本プロジェクトに携わるまでは通関業務と保税業務という貨物が行き来する現場以外の業務経験はありませんでした。
これから一体何をすればよいのかという不安がとても大きかったのですが、その一方で「自分にできることは全てやりきって後悔することのないようにしよう」という強い覚悟を持って臨みました。

マテリアルハンドリング機器のシステム構築とほぼ同時期に、税関においても輸出入税関システム更改が予定されており、両システムの整合性を考慮しながらの調整作業には頭を抱えることがとても多かったです。

何か一つ、システムの仕様を変更するともう一方で不具合が生じるなど、最後の最後まで調整と検証作業を繰り返しました。稼働前日は期待と不安でなかなか寝つけず、そのまま出社したことは今となっては笑ってしまう思い出の一つです。

マテリアルハンドリング機器の設備設計にあたり、建設会社、マテリアルハンドリング機器メーカー、X-RAYメーカー、税関など、関係者との事前調整は多岐に渡り、その一つ一つには期限が設定されているため常に複数の案件への対応が求められる、非常に密度の濃い経験ができたと感じます。

MEMBER'S VOICE
蔡 其穎
あらゆる可能性を想定する

私はマテリアルハンドリング機器の設計段階からプロジェクトに参加しました。プロジェクトの前半では主にシステムメンテナンスとそれに伴う海外店との調整を担当していました。マテリアルハンドリングのシステムが読み込む貨物のバーコード品質の統一や基幹システム内のマスター情報整理に携わりました。プロジェクトの後半では実際にマテリアルハンドリング機器を使ったオペレーションの検証に取り組みました。検証項目を決めて検証の段取りをし、検証用貨物とそのデータを用意するなど、オペレーションの現場担当者と打ち合わせを重ねて、取り組みました。

検証は検証用貨物として大量の段ボール箱を作り実施しました。しかし、実際の貨物はあらゆる運搬工程を経ているため、形がきれいなものばかりではありません。中身を保護するためにバンドで留められる貨物もあります。貨物のバーコードの状態も様々です。実際の貨物をマテリアルハンドリング機器へ投入した当初は、貨物がベルトに引っかかったり、センサーに検知されなかったりと、検証では気が付かなかった事象を目の当たりにしました。すぐにデータを収集して対処法をオペレーションの現場担当者と共有したことで、想定外の事象を大幅になくすことができました。

RESULT

ここまできた、そしてここからだ
ここまできた、そしてここからだ

2017年8月、計画通りに建物が完成し移転を終えることができました。オペレーションも稼働しており概ね問題なく進めることができました。大きな混乱なく終えることができたのも、小さな事象についても時間を掛けてプロジェクトメンバーで議論を重ね、解決して来られたからだと思っています。

そして「物流改革」の最終章、「会社の成長」に向けて事業構造を変革させ、効率化を図りコスト低減を極めていく、まさにここからが本番になります。

MEMBER'S VOICE
工藤 翔平
工藤

今回、多くの関係者の協力によって、辰巳プロジェクトの一部であるマテリアルハンドリング機器の導入を成し遂げられたことには大きな達成感を感じています。ただ、これはあくまでもマテリアルハンドリング機器という新しい道具を手に入れてスタート地点に立った状態であり、今後は人、IT、設備をどのように融合させて効率の良いオペレーションを実現させるか、まだまだやらなければならないことは多いと考えています。
「今まではこうだったから」という古いやり方は捨て、常に新しい方法を模索していきたいと思います。

MEMBER'S VOICE
蔡 其穎

このプロジェクトを通して、何事も実際にやってみないと分からないことがあるということを再び実感しました。机上論では問題ないと考えていても、実際に試してみると様々なことが見えてきます。あらゆる可能性を想定できるよう、自らの知識、経験を積むだけでなく、関係者の意見やアドバイスも積極的に取り入れていく必要があります。一人で考え込むより、適宜周りへアドバイスを求めたほうがより良い成果に繋がると実感しました。

また、海外店との調整を通して、バックグラウンドが異なれば考え方も異なるため、お互いの納得のいくところまで話をすることが大事だと考えます。時には一歩譲り、ほかの改善策を探ったり、時にはより魅力的なベネフィットを提示し同意してもらうことの重要性を学びました。

ここまできた、そしてここからだ

MESSAGE

昨今、通販ビジネスの急速な発展に伴って物流業界は大きな変革が問われています。当社は60年の歴史を歩んで来ましたが、今後も発展・継続させていくためには様々な努力が必要です。事業運営を担う部門、海外の事業を担う部門、全体を取り纏めていく部門など、様々な部門で皆さんの知恵と行動力に期待しています。

「海外と関わりたい」との一心で就職活動をしていました。現在の業務では、海外のオペレーション管理の他に、日本国内のオペレーションを検証して現場へのフィードバックし、改善促進を図る業務も行っています。私は台湾出身ですが、外国人だから仕事の幅が限られるということはなく、OCSはあらゆる機会を与えてくれています。2017年に通関士試験に合格し、国内オペレーションに携わる面白さもさらに感じるようになりました。
ぜひOCSで自分の可能性を広げていきましょう。

工藤

入社当時は、飛行機でモノを運ぶという漠然としたイメージを持って入社しましたが、実際の業務は部署により様々で、一つの会社とは思えないほど業務内容は多岐に渡り、その一つひとつの奥が深いことに驚きました。入社から4年でこのような大きなプロジェクトに参加し、これまで培ってきた経験を活かせたことは、自分自身の誇りであり、今後の大きな自信に繋がりました。若年層が様々な部署でチャレンジできる環境は十分整っています。
やる気と意欲がある方はぜひ、OCSでチャレンジしてみませんか。

MESSAGE

※所属、業務内容は取材時時点の内容となります。

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